特定非営利活動法人 百尺観音復興基金公式サイト

私たちが守ってゆきます

はじめまして、百尺観音霊場4代目当主の荒陽之輔と申します。

百尺観音像は、戦争の時代を生き、その後の日本を歩き見て回る中で「 生涯一仏一体」を決意した曾祖父 荒嘉明の手によって彫り始められた摩崖仏です。建造中から多くの人々が参拝や観光に訪れ、私が幼少の頃の記憶でも大変な活気のある場所でした。

しかし、2011年に東日本大震災で崩落が進み、さらに原発事故の影響で、以前のような活気が失われました。それでも霊場にいらした方々から、「相馬に来たときはいつもここに来て休憩してから遊びに行っていた。この場所がまだあってよかった」「震災をきっかけに思い出して数十年ぶりに来たよ。懐かしいね」といったたくさんのお声を頂き、人々の心の中には今でも観音様が生きているのだと気が付かされました。

4代目として、観音像を修復・完成させ、かつての賑わいを取り戻すことが、この地域の復興のお役に立ち、たくさんの人の心に残り続けている百尺観音様のためにもなると考えます。百尺観音復興基金で副代表理事として頑張っております。

無事に完成にこぎつくまでには大きな資金とマンパワーと忍耐が必要になります。皆様のお力添えが必要です。再びたくさんの人が集い、100年後の歴史にも刻まれるような百尺観音像を、皆様と一緒に作っていけましたら私は本当に幸せに思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

百尺観音4代目当主荒陽之輔は34歳。そして奥さまとイケメンの長男(5代目)です。